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環境認識でトレードスキルを上げる方法

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環境認識でトレードスキルを上げる方法

トレードで勝ちたい、どこから勉強したらいいかわからない、勝ってるトレーダーはどのように相場を見ているのか知りたい、トレードにおける環境認識とはどういうものか知りたい、こううした人向けに疑問を解消します。

環境認識でトレードスキルを上げる方法

環境認識はトレードを行う上で重要なスキルになります。資金管理とこの環境認識は車の両輪でそれぞれがうまく回らないとトレードで勝つことはできません。

初心者にとっては、手っ取り早く勝つ手法を知りたい、チャート分析で勝ちパターンや勝てるサインツールの使い方を知りたいと思う人は多いと思います。
もちろんそれも勝つための一つの方法です。

しかし、この先相場で繰り返しトレードする上で、最も重要で基礎的な知識であってスキルである環境認識を習得することは、トレードスキルを高めるための、遠回りをするようで実は最短の方法なのです。
そもそも環境認識とは何かというと、一言でいうと相場全体の今の状況を把握することです。

例えば、FXでドル円をトレードしたいと思うと、まずドル円の日足や1時間足のチャートをアプリで表示させて、これから上昇しそうか下落しそうかを考えると思います。これは誰でもやる行動です。

しかし、トレードにおける環境認識を行う時は、例えばドル円をトレードしようと決めた時に、ドル円のチャートだけではなく、相場全体のチャートも見ることになります。

ドル円と一般的に逆相関の動きをするユーロドルや、日経225先物、NYダウ、ゴールド、原油などのそれぞれのチャートも見てどう動いているかを把握することです。

そして、この環境認識は、それぞれのチャートの動きだけではなく、トレードする時間帯、さらには今の経済情勢や政治社会情勢などをも総合的に考えていくことになります。

初心者にとっては、難しく聞こえるかもしれませんが、1年もすればすぐに慣れますので心配はいりません。

そこで今回はこの環境認識でトレードスキルを上げる方法を、相関関係、時間帯、トレンドの3つの方法で解説していきます。

資金管理と同じでこの環境認識を習得すれば、精神的にも安定してトレードすることができ、さらに今の相場全体の動きを把握することができるようになります。
それでは順に説明していきます。

環境認識で相関関係を利用する

環境認識では、市場や通貨、さらに要人発言や経済のファンダメンタルズとの相関関係を理解しトレードに活かすことが、利益を上げ損失を減らすことにつながります。

最初に見ておいた方がいい市場は、NYダウ(SP500)、日経225先物、GOLD、原油、ドル円です。どの商品や通貨をトレードする時も、最低限この5つのチャートとニュースはトレードする前には見ておいたほうがいいです。

なぜなら、この5つの市場は一番資金が流れこむ巨大な市場で、他の商品にも影響を与えるからです。
今どこからどこへ資金が流れているかを把握できるようになるとトレードがすごく楽になります。

私の場合はチャートを8つ表示させて環境認識用に1ディスプレイ使用しています。

 

市場の相関関係を理解する

市場の相関関係を理解するには、先ほどの通貨であるドル円を除いた4つの市場をまず理解する必要があります。4つの市場とは、NYダウ(SP500)、日経225先物、GOLD、原油です。
相関関係とは、相関、非相関の関係で表されると考えてもらって大丈夫です。
つまり、相関であれば、同じような動きをする、非相関であれば反対の動きをするということです。
これを4つの市場にあてはめると、基本的には以下のようになります。

<NYダウ(SP500)、日経225先物、原油> 相関関係
<NYダウ(SP500)、日経225先物、原油> ⇔ <GOLD>といった関係が非相関関係です。
NYダウが上がればGOLDが下がるといった関係が非相関関係です。

難しくはありませんね。ただ、その時の相場状況によって、この相関関係も、相関して動いてはいるが、例えば原油の動きがNYダウを5日程度先行して動いているといった関係になることもあります。
ここらへんはきっちり一緒に同じ動きをするというよりは、同じ方向に進んでいく程度で把握するので十分です。

なぜGOLDとNYダウなどは非相関関係にあるかというと、GOLDはリスク回避資産でありNYダウなどはリスク資産であるからです。
株式市場が上昇しそうと投資家が考えるなら、みんなリスクをとってNYダウを買うためNYダウは上昇していきます。逆にリスク回避資産であるGOLDからは、資金が流出してNYダウへ流入していくため、GOLDは下落しNYダウが上昇するといったことが起きるのです。

この相関・非相関の関係は過去の推移から一般的にそう動いているということからであって、相場の状況や経済情勢によって変化することはあります。
ただ現状の相場では、基本的にこの関係にあると考えていいでしょう。

通貨の相関関係を理解する

次に通貨の相関関係を見ていきましょう。通貨をトレードする時は一般的にFXということになります。
FXでは多くの通貨ペアがありますね。
USDJPY、EURUSD、GBPJPY、AUDUSDなどで表記されます。

FXの場合は2通貨の交換レートの変動の差を利益として抜いていくものになるので、2通貨の強弱を見る必要があります。言い方を代えると2通貨のつなひきのような状態になります。

例えばUSDJPYであれば、USDが強く、JPYが弱ければ、USDJPYは上昇します。

前置きが長くなりました、FXの場合はペアになっている2通貨の強弱によって上昇か下落が決まるので、トレードする時には2通貨分考える必要があります。

通貨の相関関係を見る時は主要通貨の強弱を把握することから始めます。
主要通貨はUSD、JPY、EUR、GBP、AUD、の5通貨です。この5通貨の組み合わせは10通りあります。

例えばJPYがこの5通貨で一番を強いとすると、USDJPY、EURJPY、GBPJPY、AUDJPYの通貨ペアがすべて下落していきます。これがJPY(円)を軸とした相関関係になります。

※FXの場合、円(JPY)が強くなると各通貨ペアは下落します。

通貨毎の特性もわかるととても面白いので、ここらへんの詳細は別記事で紹介します。

ファンダメンタルズとの相関関係を理解する

ファンダメンタルズとの相関関係とは、ブル材料(上昇)の出来事、ベア材料(下落)の出来事によって、各商品がどう動くかを理解するということです。

例えば2018年であれば、北朝鮮のミサイル発射で相場がリスクオフとなり、ドル円や日経平均が下落するといったことです。

2019年では米中貿易戦争で関税発動の発表がされることによって、リスクオフとなり、NYダウや日経平均が下がるということです。

こうした相場に影響を与える材料が、リスクオンなのかリスクオフなのかということを事前に知っておくことで、急な要人発言や経済情勢の変動に対応していくことができるようになります。

私の場合は、例えばトランプ大統領の記者会見が明日予定されているとすると、どんな発言がなされるかわからないので、リスクオフにもリスクオンにもなる可能性があるため、トレードのポジション量を減らしておくといったことです。

環境認識で時間帯の特性を利用する

環境認識ではトレードする時の時間帯の特性を知っておく必要があります。

特にスキャルピングやデイトレードなどの短期トレードをする人にとっては必須の知識となります。
これは主に24時間取引できるFXや先物市場に該当する内容となります。
1日の24時間の中で、東京時間、欧州時間、NY時間がそれぞれ時間がずれてオープンされます。
ここでは代表的な東京時間、欧州時間、NY時間について紹介していきます。

また、夏時間、冬時間で時間帯の違いがあります。

スキャルピングなどの超短期トレードではさらに細かく30分単位、1時間単位でトレードを見直したりもします。このあたりは細かいので別記事で紹介します。

東京時間の特性を理解する

東京時間:8:00~16:00ごろ
市場:シドニー、東京、香港、シンガポール

通常東京時間は欧州時間やNY時間と比べて一方向に大きな動きをすることはあまりなく、レンジ相場が多いです。午前10時に向けて、銀行の為替レートが決定する中値トレードといった手法も一部では有名です。

欧州時間の特性を理解する

欧州時間:15:00~翌2:00ごろ
市場:フランクフルト、チューリッヒ、ロンドン

日本の夕方ごろから始まる欧州時間。この夕方ごろの時間帯は「魔の時間帯」とも呼ばれる判断を誤りやすい危険な時間帯とも一部では言われています。
16:00ごろから東京時間の流れを大きく変えるくらい急に動き始めることもよくあります。

NY時間の特性を理解する

NY時間:21:00~翌6:00ごろ
市場:ニューヨーク

大きく一方向に動くこともあります。日本のサラリーマンなどの兼業トレーダーにとっては、この時間帯でしかトレードすることができないという人も多いです。欧州時間とNY時間が重なる23:00~翌2:00ごろは、1日の中でも最も市場参加者が多く、値動きが激しくなる時間帯でもあります。

環境認識でトレンドを把握する

環境認識の3つ目はトレンドの把握です。相場におけるトレンドは大きく分けて3種類だけです。上昇相場、下落相場、レンジ相場(横ばい)の3つです。

トレードする時に今自分はこの3つの内どの相場にいるかを知ってトレードできているかいないかで大きな差が出ます。

この3つのトレンドは、1年間に均等に出てくるわけではありません。一般的にはレンジ相場の時期が1番長く、全体の7割程度になります。

下の画面は日経平均の週足2016年~のチャートになります。横ばい(レンジ相場)と上昇相場、下落相場の長さがわかると思います。

上昇相場

上昇相場の特徴として、少しずつ時間をかけて上昇していくというのがあります。例えばよくあるパターンとして3カ月上昇して、1週間から1月の下落で帳消しになるということがよくあります。上昇は遅く下落は速いのです。

株などの現物はこれのみによって利益を得ることになりますので、買うタイミングはとても重要になってきます。それでも、株などで配当をもらいつつ、上昇の値幅で利益も得られるとするととても魅力はあります。

下落相場

下落相場は上昇相場に比べてそのスピードは速いです。これは相場を長い間見ているとわかってくるでしょう。

暴落相場というのは1日で、これまで3カ月、半年とかけて上昇してきた値幅を全て帳消しにしてしまうほどのエネルギーがあります。

そのため、短期で大きな利益を出すトレーダーというのは、この下落相場の特性を利用して一財産を築き、勝ち組トレーダーになった人は多くいます。

レンジ相場

相場の7割はレンジ相場と言われるほど、この期間は長いです。

逆にいうと、このレンジ相場の期間であれば、逆張りトレードをしていれば、どんどん利益を積み重ねていくことができます。

これを利用しない手はありません。特に上の各市場の特性と時間帯とも組み合わせてトレードするとより勝率が上がってきます。

例えば、東京時間のトレードでは逆張りが機能しやすいということです。東京時間では欧州、NY市場と比べて一方向に大きく動くというのは少なく、ある一定程度動くとまたもとに戻ろうとする相場の性質を狙うものです。

環境認識でトレードスキルを上げる方法まとめ

これまで、相関関係、時間帯、トレンドの3つの環境認識について解説してきましたが、これを身につけるとトレードスキルが飛躍的に上達します。

そして、これはプロの専業トレーダーであっても日々行っていることで、環境認識なしではトレードをすることさえ怖くてできないものです。

環境認識ができるようになるには、紹介した3つの方法を意識して継続して行っていくことで自然と身についていくことができるので、難しく考える必要はありません。継続してこの方法を意識してやるだけです。

そうすれば1年後、2年後、相場の見え方が明確に今と違って見えてきます。

 

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